Solaris10 のマルチブート環境でのトラブル(パッチ適用編)
x86 Solaris と Windows XP
などのマルチブート環境で、Solaris側でパッチをモリモリ適用したら、なんとMBRがGRUBに更新されて、次回起動時にWindowsパーティ
ションが起動時に選択できなくなってしまうことがあるようだ。
fdiskパーティションの情報ぐらい引き継げよ!と思ったが、まぁデータが消えたわけではないので、焦らず以下の手順で修復するとよいかも。
まずは以下のコマンドでアクティブなGRUBメニューのファイルを見つける。
#
bootadm list-menu
The location for the active GRUB menu is: /stubboot/boot/grub/menu.lst
default 0
timeout 10
0 Solaris 10 1/06 s10x_u1wos_19a X86
1 Solaris failsafe
この場合 /stubboot/boot/grub/menu.lst になる。
そして、以下のように編集する。ディスクやパーティションは覚えている情報を頼りに指定してみる。
たぶんハードディスクは1台だろうし、既存のパーティションの前後にいるはずだからパーティションの番号も推測可能だろう。
#
vi /stubboot/boot/grub/menu.lst
...
...
title Windows XP Professional
rootnoverify (hd0,0) <--
ここの指定を他のエントリから推測する
chainloader +1
下記のように出力されれば、適切にエントリされていると思う。
(まだ、パーティションがあっているかがわからないが・・・)
#
bootadm list-menu
The location for the active GRUB menu is: /stubboot/boot/grub/menu.lst
default 0
timeout 10
0 Solaris 10 1/06 s10x_u1wos_19a X86
1 Solaris failsafe
2 Windows XP Professional
あとは再起動すれば、起動時に上記のメニューが出力され、Windowsを選択してちゃんと起動してくるか確認する。
ここで起動に失敗するようなら、先ほど推測したディスク/パーティション情報が怪しいので何パターンかチャレンジすればよい。
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