Sun Microsystemsは、自社のUNIX OSであるSolaris 10に、先進的かつ強力な128ビットの「ZFS」ファイルシステム、新しい仮想化技術、オープンソースの「Postgres」データベースなどを追加する方針だ。顧客の要求に応え、市場シェアの拡大を図るのが狙いだ。
Sunの今回の動きでもう1つ重要なポイントは、「コンテナ」技術の追加である。セグメント化されたコンテナを使用することにより、Red Hat Linux用のアプリケーションをSolaris上で動作することができる。
Sunによると、これらのコンテナは、セキュアな環境内でLinuxバイナリをそのまま実行することを可能にするという。以前にも同様の機能(「lxrun」ユーティリティなど)がSolarisに搭載されたことはあるが、新しいコンテナは、このプロセスを簡単かつシームレスなものにする。