米Sun Microsystemsは17日(米国時間)、128bitファイルシステムの「ZFS」(Zettabyte File System)を、OpenSolarisプロジェクトを通じて公開したことを発表した。ZFSのソースコードおよびバイナリは、Sunのダウンロードセンターやファイル共有ソフトのBitTorrent経由で配布される。
Solaris 10で実装されたZFSは、複数のディスク装置から構成される「仮想ストレージプール」の利用をベースに設計されている。ファイルシステムの管理が簡素化されるほか、ファイルシステム間でのリソースの共有により稼働率の向上が見込めるなど、コスト削減に効果的な特徴を持つ。全データに64bitのチェックサムを付加することにより、エラー発生時にはデータの自動復旧が可能となるなど、充実した耐障害性機能も備えている。