Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) が、次期版『Java 2 Platform Standard Edition』(J2SE) に実装する新たなセキュリティ強化コンポーネント『Type Checking Verifier』(TCV) について、問題点を指摘してくれるよう開発者コミュニティに依頼した。
Sun は10月31日、『Crack the Verifier』コンテストを開始し、参加を希望するなら誰でも、Java の研究活動用途ライセンス『Java Research License』(JRL) のもとで『J2SE 6.0』(開発コード名『Mustang』) のバイナリファイルおよびソースコードを利用できるようにした。
同コンテストの目的は、TCV の仕様および実装に関する問題点を洗い出すことだ。TCV の開発は現在、Java プログラミング言語の標準仕様作成機関 Java Community Process (JCP) で、仕様案『Java Class File Specification Update (JSR-202)』に基づいて進行中だ。