米Sun Microsystemsは米国時間9月27日,同社のオフィス・スイートの最新版「StarOffice 8」を発表した。同ソフトウエアはWindows,Linux,SolarisなどのOSで動作。標準化団体OASISが承認したXMLベースのファイル形式「Open Document Format for Office Applications(OpenDocument)」に準拠する「初めての商用オフィス・スイート」(同社)で,他社製ソフトウエアとのファイル共有を容易にしたという。
StarOffice 8は,ワープロ・ソフト「Writer」,プレゼンテーション・ソフト「Impress」,表計算ソフト「Calc」,データベース・ソフト「Base」,グラフィック・ソフト「Draw」の,5種類のソフトウエアで構成する。
最新版では米Microsoftの「Office」との相互運用性を強化し,「Word」「Excel」「PowerPoint」ファイルの取り込みおよび書き出し機能を向上した。「パスワードで保護されたWordやExcelファイル,また複雑なアニメーション,Autoshapes,スライドなどを使ったファイルもスムーズに取り込める」(同社)