Sun Microsystemsは米国時間12日、Red Hatとの関係を改善するための一歩を踏み出した。主要なサーバ製品のリリースに際して、競合会社でもあるRed Hatを厚遇する動きを見せた。
Sunが顧客に使用を推奨しているオペレーティングシステム(OS)は、同社の「Solaris」だ。Solarisは、「UltraSparc」プロセッサ搭載のSun製サーバ上で主に稼働する。同時に、Sunは、x86系チップを搭載した「Galaxy」製品ラインを発表し、IntelおよびAMD のプロセッサを利用するコンピュータで動作するSolarisのサポートも積極的に進めている。
しかし、Sunは、Linuxへ再び歩み寄ろうと力を入れている。中でも、Linux市場で大きなシェアを持つ「Enterprise Linux」を提供するRed Hatを重視している。Sunは、新型サーバGalaxyにおけるRed Hatのサポート契約を拡大し、パートナーであるOracle、MySQLおよびAMDと同様にRed Hatを遇するようになった。