24歳のジョシュア・スミス氏はかつて、メインフレームコンピュータは1つの巨大な遺物になる運命に向かって進んでいると考えていた。
「メインフレームは絶滅に瀕しているというのが私の考えだった。メインフレームを使っているという人のことを聞いたことがなかった。だれもがPCを持っていた」とスミス氏は話す。
同氏はその後、オハイオ州カントンにあるマローン大学でOSクラスを受講し、IBM zSeriesメインフレームを動作させるソフトウェアについて詳しく学んだ。さらに同氏は、メインフレーム用アセンブリ言語のクラスも受講し、その中で、メインフレームはコンピューティングの世界でまだまだ健在であることを初めて知ったという。
スミス氏はメインフレームのとりこになった。情熱に駆られた同氏は、オハイオ州にある年商45億ドルの製造会社Timkenにメインフレーム技術者として就職した。同社はその後、メインフレーム技術者にはマローン大学の卒業生を採用するようになったという。