米Sun Microsystemsが,「libgdk_pixbuf」ライブラリのぜい弱性を修正するためのパッチを米国時間6月23日に公開した。同パッチを適用すると,「Solaris 8」「同9」上の「GNOME 2.0 Desktop」や,Linux対応デスクトップ向けシステム「Sun Java Desktop System(JDS)2003」で任意のコードが実行される問題を解決できる。
libgdk_pixbufは「GIMP Toolkit(GTK+)」内のライブラリで,イメージの読み込みと描画処理に使用する。このライブラリにぜい弱性が複数存在していたため, XPixmap(Xpm)形式データの読み込み時に,任意のコードをローカル・ユーザー権限で遠隔実行できてしまう問題があった。なお「Solaris 10」にこの問題はないという。