米Sun Microsystemsは14日(米国時間)、ビルド可能なSolaris 10のソースコードを公開、OpenSolarisプロジェクトの本格稼働を開始した。対応するアーキテクチャは、SPARCとIntel x86/x64。ソースコードおよびビルド済のバイナリは、同社ダウンロードセンターのほか、ファイル共有ソフトのBitTorrentなどを経由して配布される。
今回の措置により、カーネルなどOSとしての基本機能を含むOpenSolaris本体のソースコードのほか、コンパイラや各種ビルドツールの提供も開始される。コンパイラとしてはGCCが用意されているが、OpenSolarisコミュニティ参加者に無償提供されるSun Studio 10も利用可能。ただし、一部のライブラリやコマンド、カーネルモジュールについては"邪魔なバイナリ(The encumbered binaries)"としてソースコードは公開されず、バイナリのみの提供となる。