Sun Microsystemsは米国時間14日、Solarisをオープンソースのソフトウェアとして公開すると見られている。これは、失われた存在感を取り戻し、競合するRed Hat、IBM、Microsoftに対抗するために同社が描く計画の中心となるものだ。
Sunは、オペレーティングシステム(OS)の核となるカーネルやネットワークコードなど、あわせて500万行を超えるソースコードを「OpenSolaris」サイトで公開すると、Tom Goguen(Solarisマーケティング責任者)が明らかにした。インストール用のツールや管理ツールなど、一部のコンポーネントのソースコードは後から公開される。
Sunの計画通りにすべてが運んだ場合、Solarisは、Sun社内にいる約1000人のプログラマが開発する製品ではなくなる。「ファイアウォールの内側で行われていた作業が、ファイアウォールの外側でも始まる」(Goguen)