Javaが誕生し今年で10年。サン・マイクロシステムズは10周年を記念してプレスセミナーを開催し、企業情報システムの基幹アプリケーションから携帯電話、ゲーム、ICカードなど社会のさまざまな場面で利用されるJavaの活躍を紹介した。サンは「Javaなしで地球は回らない」として、Javaの重要性を強調した。
サン・マイクロシステムズのフィールドマーケティング統括本部 ストラテジスト伊藤敬氏は、「なぜJavaが普及したのか」との問いに対して「言語として、実行環境として速い進化をし、各社から投資が継続されているからだ」と説明した。将来のロードマップが提示されている点も評価されているとして、「企業がJavaに投資しても将来も使っていけることが保障されている」と述べた。
ただ、オープンな環境で進化してきたことからJavaのアプリケーションサーバなどベンダ間の競争が激化。伊藤氏が「現在のJavaの一番の市場」と説明したJ2EE対応アプリケーションサーバのベンダは、3年前の60社からBEAシステムズなど主要5社程度に減少した。