米国サンフランシスコで開催されているカンファレンス「VERITAS Vision 2005」の第1日目である4月25日(現地時間)、米VERITAS CEOのGary Bloom氏に続く基調講演には、米Sun Microsystems社長兼COOのJonathan Schwartz氏が登場。VERITASが戦略として掲げ、カンファレンスのタイトルにも使われている「UTILITY(ユーティリティ)」の側面から Sunの先進性を語った。
Schwartz氏は、ITに限らず文化として生活に浸透するものは、まずベンダーごとに独自の仕様で開発する「カスタマイズ」、それらが集まりやがて「標準化」され、その後は「サービス」として広く普及する、という段階を踏んでいると定義。例として電気を挙げ「発明されたころは規格がバラバラで利用できるところも限られていたが、現在は米国内のどこでも誰でも安価に提供されており“パワーデバイド”というものは存在しなくなった」と語った。