1年あまりかけて、Sun Microsystemsはオープンソース版Solarisのリリースに向け少しずつ前進してきた。しかしこの戦略のピースの1つは宙ぶらりんのままになっていた。Solarisの基盤コードはSCO Groupが所有しているため、Sunはほかのオープンソース版UNIXベンダーが直面している法廷闘争を避けられるのか、という問題だ。
だが4月13日の決算発表の際、SCOのダール・マクブライドCEO(最高経営責任者)は、SunはSolarisオープンソース化計画についてSCOと話をしており、SCOとしては何ら問題はないと明かした。
「われわれはSunのOpenSolaris計画の内容を見た。当社としてはこれに問題はない。彼らがやっていることは、われわれのUNIXの知的所有権を守っている」(同氏)