Timeout waiting for ARP/RARP packet エラーの対応方法
カスタムJumpStart インストールなどで構成にミスがあると、以下のようなエラーメッセージでハングしてしまうことがある。
Timeout waiting for ARP/RARP packet
...
このようなときは in.rarpd デーモンがブートサーバーで稼動していることや、/etc/ethers , /etc/inet/hosts
ファイルなどにインストールクライアントに対応するエントリがあるかなどを調べたりすれば解決することが多い。
さらに厳密にRARPのやりとりを把握したい場合は、ブートサーバー(in.rarpd
が稼動しているサーバー)上で以下のようなコマンドを実行することで、インストールクライアントからの RARP
要求に適切に応答しているかのチェックをすることができる。
#
in.rarpd -da
in.rarpd:[1] device hme1 ethernetaddress 8:0:20:f5:af:94
in.rarpd:[1] device hme1 address 192.168.110.253
in.rarpd:[1] device hme1 subnet mask 255.255.255.0
in.rarpd:[1] device hme0 ethernetaddress 8:0:20:f5:af:94
in.rarpd:[1] device hme0 address 192.168.0.254
in.rarpd:[1] device hme0 subnet mask 255.255.255.0
in.rarpd:[3] starting rarp service on device hme1 address
8:0:20:f5:af:94
in.rarpd:[4] starting rarp service on device hme0 address
8:0:20:f5:af:94
in.rarpd:[4] RARP_REQUEST for
8:0:20:f5:af:22
in.rarpd:[4] trying physical
netnum 192.168.0.0 mask ffffff00
in.rarpd:[4] good lookup, maps
to 192.168.0.102
in.rarpd:[4] immediate reply sent
試しにクライアント側で以下のコマンドを実行すると、上記(太字)の結果が出力される。
#
ifconfig hme0 auto-revarp
このコマンドはRARP要求をローカルネットにブロードキャストし、in.rarpd デーモンが動いているシステム(ブートサーバー)から適切な
IP アドレスを取得し、hme0 インタフェースにセットする。
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